YouTubeのホームページや、こちらのブログでも紹介することが多い、YouTubeのパートナー。 既に多くの方もご存じかもしれませんが、パートナーになれるのは、映画会社やアニメーション制作会社等の企業だけではありません。
ユーザーの方が個人でパートナーになることもできます。
個人でパートナープログラムに参加している方々のコンテンツは、アニメーション、ペットの紹介、美容、撮影した電車の動画、自主制作の短編映画、等、多岐にわたり、数多くの素晴らしい作品が投稿されています。

今回のブログでは YouTube のパートナープログラムに参加中の映像クリエイター、青木 純さんをご紹介します。
人気テレビ番組のオープニング映像や地方自治体の仕事も手掛けてきた青木さんに、インタビュー形式で動画制作をはじめたきっかけや、制作方法についてお聞きしました。

YouTube に掲載中の青木さんの作品


Q1.アニメーションを作るようになったきっかけは?
手描きアニメーション作品を作ったきっかけは大学2年の授業で課題になったことでした。
立体アニメーションのほうは同じ時期に大学の同級生に誘われて始めた自主制作がきっかけです。

Q2.作品中に猫がよく出ている理由は?
単純に猫が好きという個人的趣味と、どちらかと言うと人間よりも動物をキャラクターにして話を作るのが得意だったという理由です。ちなみに猫を飼ったことはありません。猫アレルギー持ちですので。

Q3.作品は一人で制作するのですか?
絵コンテ、キャラクターデザイン、作画、編集などコアになる部分は基本的に一人で制作しています。 仕事の規模によっては背景画や動画の一部、色塗りなどの作業をアシスタントに任せる事もあります。 映像制作の専門的な技術は基本的に独学で、ひとつひとつの作品制作や仕事の実践の中で学んできました。 遡れば、大学受験時代に叩き込まれたデッサンなど美術の基礎訓練がベースになっていると思います。

Q4. 制作にはどのような機材やソフトを使っていますか?
ソフトは Adobe の Production 一式を主に使います。ハードはいわゆる自作 PC ですが、趣味を兼ねて秋葉原などでパーツを吟味する程度です。その他ビデオカメラやデジタルカメラ、モニター、スキャナなども市販品のちょっと良いものを揃えている位です。

Q5. YouTube を使ってよかったことは?
アップした作品が YouTube トップページで紹介される事で数十万単位のアクセスを頂くようになった事、 これまで全く目を向けていなかった海外からの問い合わせもあって、おかげで日本の外の事へも意識が向くようになった事などです。 「将棋アワー」という作品では字幕制作の協力を申し出て下さる方との出会いもありました。 他にもHD対応で、原本に近い品質で作品を公開できるようになった事も制作者として有難いです。

Q6. 他の YouTube ユーザー、青木さんのような映像クリエイターを目指す方々にメッセージ等をお願いします!
自分もまだまだ上を目指して頑張らなければいけない立場ではありますが、これから何か作り始めよう!という方には、まず 30 秒位の短い映像から完成させてみる事をオススメします。

青木純さんのプロフィール (ホームページより転載)
AOKI Jun
1981沖縄県生まれ
2000沖縄県立球陽高校理数科卒業、上京
2002東京藝術大学デザイン科入学
2003授業課題をきっかけにアニメーションの自主制作を始める
同年9月、個人制作と並行して同級生5人によるチーム「TACOROOM」を結成、活動開始(2007解散)
2007東京藝術大学デザイン科卒業
同年7月、株式会社スペースネコカンパニー設立(所在地:東京都渋谷区)
ポップでキュートをモットーに、誰でも楽しめるエンターテイメントを目指してアニメーションを制作しています。