YouTube は、子どもたちがより安全に自分の興味を探求できる環境を作り、また、保護者には自身の子どもたちの体験をカスタマイズするツールを提供するために、YouTube Kids を作りました。クリエイティブな問題解決を通じて STEAM について教えてくれる Super Sema の動画や、様々な機械の仕組みを学ぶ TwentyTrucks の歌など、年齢に応じた多様なコンテンツを子どもたちに提供し、子どもたちにこのアプリを通じて探求心や好奇心を育んでほしいと考えています。
YouTube Kids アプリは、子どもたちにとってより安全であることはもちろん、そこで見つけるコンテンツが充実したものであることを目指しています。YouTube Kids は、視聴するコンテンツの適切性と品質において、さまざまな年齢の子どもたちやその保護者に満足してもらえるものであるべきです。完璧なシステムはありませんが、確かな安全性と、子どもたちの学習と成長に役立つ質の高いコンテンツを提供するために、多くのリソースを投入しています。
子どもの発達や新興メディア、デジタルウェルビーイングなど、さまざまな分野の第三者専門家と提携し、クリエイターが子ども向けの質の高いコンテンツを制作する際の指針となるように、子どもや家族向けコンテンツの品質に関する原則を策定しました。この原則は、正しい行いや健康的な習慣、向学心と好奇心、遊びと想像力、多様性などを示すことによって、子どもの発達とウェルビーイングを支援することを目指しています。YouTube のシステムはこの原則に基づいて、より質の高いコンテンツ、例えば、物語を通じて運動とマインドフルネスを促す Cosmic Kids Yoga などをおすすめに表示しています。
「YouTube は、子どもと家族の支援にまつわる課題解決にきちんと取り組んでおり、業界にとって優れた模範となっています。子どもの発達やデジタル技術の専門家と定期的に協力し、そこで得られた知見を製品開発に活かしていることは、世界中の子どもたちのニーズを解決するためのユニークなアプローチと言えるでしょう。インターネットの新規利用者の 3 人に 1 人が子どもであることから、プラットフォームが製品開発において子どもを中心に考えることはとても重要です。YouTubeの取り組みは、学術専門家との協力を通じてエコシステムをより良いものに変えています。」– Amanda Third, PhD, Professorial Research Fellow in the Institute for Culture & Society
また、コンテンツ制作において避けるべき、質の低いコンテンツの原則も公開しました。コミュニティガイドラインに違反するものではないものの、過度に商業的、扇情的、否定的な行為を奨励するようなものなどが含まれるこれらのコンテンツは、おすすめされる可能性が低くなります。
私たちは、品質に関する原則をコミュニティ ガイドラインおよび広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに加えて策定しました。これらの原則は、YouTube のおすすめ機能によるコンテンツの表示方法や、YouTube Kids アプリへの掲載方法、および収益化に関する決定についての指針として使用します。YouTube Kids のおすすめ表示に、品質に関する原則を取り入れ始めて以降、質の高いコンテンツの原則を反映した動画の視聴は、同アプリ内で 45% 以上増加しました。また、クリエイターとのパートナーシップにより、より質の高いコンテンツやストーリーを求めて、クリエイターの行動も変化しています。例えば、ジャンクフードを健康的な食べ物に置き換えるようなクリエイターも出てきました。
また、クリエイターがコンテンツ戦略を再考したケースもあります。最も顕著な方針転換を行ったチャンネルの一つである Ryan's World(旧称: RyanToysReview)は、科学実験やさまざまな教育的コンテンツに、動画を進化させています。
「『RyanToysReview』として動画を投稿し始めた 7 年以上前から、YouTube は私たちの拠点になっています。しかし、視聴者が増えるにつれ、私たちはこのチャンネルでもっと多くのことをしたい、子どもたちのために楽しくて教育的なコンテンツを提供したいと思うようになりました。YouTube とのパートナーシップや、品質の原則の導入により、想像力を掻き立てるような寸劇、科学実験、学びに関するアクティビティなどの子ども向け動画の作成に重点を置くようになり、最終的にはコンテンツの更新を反映してチャンネルを『Ryan's World』に改名しました。このような進化を遂げながらも視聴者は増え続けています。私たちは 3,300 万人を超えるチャンネル登録者の皆様に、充実したコンテンツを提供できることを誇りに思います。」- Shion Kaji, Ryan’s World のプロデューサーであり、Ryan Kaji の父親
YouTube は、引き続き、子どもたちの安全とウェルビーイングを中心に据えた製品およびポリシーの開発を行いながら、子どもたちの好奇心の探求を支援してまいります。
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