Brandon Feldman, Director of News and Civics Partnerships, and Geoff Samek, Director of Product Management for Newsより
YouTube は長い間、ニュースの視聴者が世界情勢について知るための場所であり、ニュース業界にとっては、デジタルフォーマットを通じて視聴者にリーチする場所でもあります。YouTube はこれまでも、トップニュースやニュース速報といった、信頼できるニュース提供元からのコンテンツを見つけやすくする一連の製品の開発に注力してきましたが、特に選挙や情勢不安、自然災害の際に、視聴者が信頼できる質の高い情報にアクセスできるように取り組んでいます。
最近では、視聴者はさまざまなフォーマットのデジタルニュースのコンテンツを求めるようになっており、編集部やジャーナリストの皆さんもそのニーズに応えるべくコンテンツが進化しています。このブログでは、YouTube でのニュース視聴をさらに向上させるための 2 つの取り組みをご紹介します。
まず、YouTube でニュースを深掘りできる体験を導入します。ニュース動画再生ページでは、信頼できる複数の提供元からの長尺動画、ライブ配信、ポッドキャスト、ショート動画などのコンテンツがひとつの動画再生ページに集められ、視聴者はあらゆる提供元や視点を深く掘り下げて調べることができます。
特定のニューストピックの動画再生ページを開くには、トップページまたは検索結果で新聞アイコンのある動画をクリックします。この機能は、日本を含む約 40 カ国のモバイルユーザー向けに順次展開され、デスクトップや TV 画面でも今後視聴できるようになる予定です。
さらに、資金と YouTube 担当者によるサポートを通じて、報道機関による YouTube ショート活用を強化する「YouTube Shorts Innovation Program for News」と言う取り組みを開始しました。まずは 10 カ国の 20 以上の組織と協力し、総額 160 万米ドルを提供します。YouTube 上で長尺動画の基盤はありつつ短尺動画のコンテンツ制作を改善、拡大したいと考えていることを基準に参加報道機関を選定しました。今後 1 年間にわたり、YouTube の担当者は、米国の Univision、フランスの AFP 通信、シンガポールの Mediacorp などの報道機関と協力して、YouTube ショートコンテンツ戦略と動画制作に取り組みます。
ショート動画を上手く活用する報道機関が、より広範囲にニュースを届けられていることを実際に目の当たりにしてきました。同プログラムを通して、ショート動画のニュース配信に関心がありながら、そのためのリソースがなかった革新的な報道機関を支援したいと考えています。プログラムに参加する報道機関の皆さんと今後共に協力し、革新的なニュースのエコシステムを支援していくなかで、ショート動画の機会と課題についてフィードバックを得られることを楽しみにしています。
これらの取り組みは、信頼性が高く、タイムリーで、本質的なニュースコンテンツを視聴者に提供することと、新たな動画ニュースフォーマットの実験を行う報道機関をサポートするという YouTube のコミットメントを表すものです。これからも引き続き、YouTube がニュースを発見し、学び、参加するための最高の場所であるように取り組んでまいります。
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