プロにより提供されるキャプションが無い場合、新しいライブオートキャプション機能により、クリエイターは素早く、手軽にライブ配信をより多くの視聴者に提供することができます。我々のライブ自動音声認識(LASR)技術によって、業界の標準値に近いエラー発生率及び遅延率のキャプションを得ることができます。今後数週間の内にこちらの技術は利用できるようになる予定です。今後も、より正確で遅延の少ないオートキャプション技術の開発を進めていきます。
YouTube ではこれまで音楽、スポーツ科学文化ゲームに関連する多くのイベントがライブ配信されてきました。この度、 YouTube はライブ動画の視聴や視聴者コミュニティとコミュニケーションが取れる新しい機能の提供を開始します。


ライブチャットをリプレイ可能に
ライブチャット機能は、動画クリエイターとコミュニティとを繋げる上で重要な役割を担います。本日より、YouTube はチャットのリプレイ機能の提供を開始します。そのためライブストリーミングが終了した後も会話の内容を引き続き見ることができます。ライブチャットのリプレイは動画の進行に合わせて、ライブ時に表示されたのと全く同じタイミングで表示されます。


より多くの人がライブストリーミングにアクセスしやすく 
YouTube は 2009 年に、オートキャプション(自動字幕表示)の機能を提供開始し、それ以来、10 億を超える動画の中で表示されています。この度、英語のオートキャプションがライブストリーミング配信中の動画向けにも提供されることになりました。

プロにより提供されるキャプションが無い場合、新しいライブオートキャプション機能により、クリエイターは素早く、手軽にライブ配信をより多くの視聴者に提供することができます。我々のライブ自動音声認識(LASR)技術によって、業界の標準値に近いエラー発生率及び遅延率のキャプションを得ることができます。今後数週間の内にこちらの技術は利用できるようになる予定です。今後も、より正確で遅延の少ないオートキャプション技術の開発を進めていきます。



ライブ配信をより楽しく 

動画クリエイターは、モバイルでのライブストリーミング配信時に、今どこにいるかを視聴者に共有できるロケーションタグを入れることができるようになりました。また、同じ場所で撮影された他の動画をロケーションタグをクリックすることで視聴することもできます。動画の検索結果ページにてロケーションフィルターをかけると、特定の場所で撮影された動画のみを表示することもできます。ご利用に際しては、自分の現在地を公開することが適切か今一度ご確認ください。
昨年、YouTube はスーパーチャットの機能を提供開始しました。この度、YouTube はこのスーパーチャット機能の外部サービスとの連携をはじめました。クリエイターは、今後 IFTTT を使ってスーパーチャットとの連携ができるようになります。また、スーパーチャットは、デスクトップとアンドロイド端末で既にご利用いただけますが、iOS 端末向けのサポートも本日より開始されます。

ライブストリーミングにより、あなたの考え、生活、そして創造性を、より親密に感じることができ、より自発的な方法で共有することができるようになりました。ぜひこれらの機能を活用して、あなたの世界を発信してください。









2 月 17 日、YouTube の Bandai Visual チャンネルにおいて、YouTube Originals 作品「アイドリッシュセブン Vibrato(ビブラート)」の第一弾『TRIGGER: before the Radiant Glory』が公開されました。




「アイドリッシュセブン Vibrato」は、累計 200 万ダウンロードをこえる人気スマートフォン向けゲーム「アイドリッシュセブン」を原作としたアニメシリーズのスピンオフ作品です。ストーリーは、父親の経営するアイドル事務所で働くことになったプレイヤーが、所属する 7 人組男性アイドル「IDOLiSH7(アイドリッシュセブン)」のマネージャーを担当することになり、彼らをトップアイドルに成長させるために奮闘するものです。2018 年 2 月現在、テレビでアニメシリーズも放映されており、その第一弾は YouTube でもご覧いただけます。

今回公開されたスピンオフ第一弾で描かれるのは、アイドルグループ「IDOLiSH7」のライバルグループ「TRIGGER(トリガー)」の結成秘話。TRIGGER のアルバムは、国内複数の音楽チャートにて男性声優のキャラクター名義作品としては初めて首位を獲得するなど、注目を集めています。アイドリッシュセブン関連の作品を見たことがない音楽ファンの方もぜひご覧ください。



YouTube Originals は、パートナーやクリエイターがオリジナルの番組、アニメ、映画などの作品を制作し、YouTube 上で公開するものです。いくつかのタイトルが無料でグローバルに公開されているほか、YouTube の有料版サービスを提供している国では有料版限定で公開されている作品もあります。


アイドリッシュセブン関連の動画は、他にも Bandai Visual チャンネル(アニメ関連)大神万理チャンネル(ゲーム関連)にて公開中です。本作品に興味を持たれた方は、チャンネル登録して最新の動画をチェックしてください。























YouTube クリエイターの皆さんへ




2018 年、YouTube は引き続き「オープンさ」、「透明性」、「情熱」を持ってさまざまな取り組みを続けていきます。ここでは、2018 年の目標として、YouTube が重要項目として掲げる 5 つのことを YouTube クリエイターの皆さんと共有したいと思います。



1. 透明性とコミュニケーション

2018 年、YouTube では、オープンで頻度の高いコミュニケーションを通じ、YouTube コミュニティからの信頼を高められることは、すべて行いたいと考えます。昨年、YouTube ではブログやフォーラムで皆さんへ多くの情報を伝えてきましたが、今後の情報の共有、質問への回答、および問題への対処において、@YTCreators および @TeamYouTube を活用していきます。加えて、ニュースやアップデートについてのメール配信も行います。受信を希望される場合は、こちらから登録をお願いします。




YouTube では、アップデートや新機能を出す前にクリエイターからの意見を求めるようにしていますが、こうした変更をよりクリエイターの視点に立って行えるよう、今後もこのプロセスを強化していきます。私自身、イベントや出張の際には、できるだけ多くのクリエイターの皆さんと交流する機会を持つようにしており、直接寄せられる意見などを YouTube チームに伝えるよう努力していますが、クリエイター全員と会うことは叶いません。そこで、今後、YouTube チャンネルを通じて私の意見などを伝えていきたいと思っています。この試みはまだ開始していませんが、チャンネルを広く活用することで、今年一年を通してクリエイターの皆さんやコミュニティとの連携を深めていくことができれば嬉しく思います。




2. クリエイターの成功をサポート

2017 年、10 万ドル以上の年収を達成するクリエイターの数が 40% 増加しました。このことを嬉しく思います。このように YouTube の収益化プログラムは世界的に活用されていますが、一方で、要件の強化によって、広告の掲載が制限されたクリエイターも少なくありません。
動画が広告掲載の対象外となったり、年齢制限の対象となることに対する皆さんの落胆する気持ちや、それが視聴回数や収益に影響していることを、YouTube は重々理解しています。再審査請求機能の提供やクリエイターに向けた迅速な応対を通して、広告の掲載制限に対する取り組みを続けてきましたが、よりよいシステムを求めるクリエイターの声があることも認識しています。現在 YouTube は、人間によるコンテンツの審査や、該当動画について一番わかっているであろうクリエイターの意見を考慮することを含む、より精確な解決法の導入に取り組んでいます。動画の収益化の制限に関するクリエイターの不安を取り除くことは、私たちにとっての最優先事項です。こうした改善などに関する情報は、継続して皆さんにお知らせしていく予定です。



さらに、広告以外のチャンネルの収益化方法の拡充も図っています。Super Chat ではライブ ストリーミング中に収益化することができます。また、インフルエンサー マーケティングを望んでいる企業と YouTube クリエイターをつなぐために FameBit を買収しました。これらに加え、有料会員向けサービスの YouTube Red の拡充、新規マーケットに向けて改良された YouTube Music 体験の提供などにも取り組んでいきます。他にも、視聴者が月々のサブスクリプションでお気に入りのゲームクリエイターのスポンサーになることができる機能をすでに一部に提供していますが、今年後半にかけてこの機能をより多くのチャンネルに提供できるようにしていきます。また、試験運用として、チャンネル上で寄付、グッズ、チケットなどの売り上げからクリエイターが収益化を図ることができる新しい機能もテストが始まっており、こちらについても今後少しずつお知らせしていきたいと考えています。(注)


(注)これらのサービスや機能の中には日本で提供開始していないものが含まれます。




3. 視聴者が動画ともっと出会えるように

YouTube は、動画の視聴方法を「一方通行」から「相互通行」へと変えました。YouTube プラットフォームにおけるファンとクリエイターの交流を支え、同じ興味を持つ人々をつなぎ、コミュニティを強化することができるよう、今年も YouTube はクリエイターと視聴者とのコミュニケーション手段の拡充に注力していきます。現在 YouTube では、評価、コメント、共有、チャンネル登録など、ファンがクリエイターと交流するための基本機能を提供していますが、日々、チャンネル登録してコンテンツをチェックしたり、そのコミュニティに参加する視聴者の数は、昨年だけでも 70% 増加しています。


とはいえ、視聴者が動画とエンゲージする機会をさらに増やすために、YouTube ができることは他にも多くあります。すでに一部に向けて提供が始まっている コミュニティタブや Reels などといった機能は、クリエイターが素早く気軽に視聴者とコミュニケーションをとることができるツールです。また、AR や VR といった革新的技術を使ったより没入感のある視聴体験についても、今後さらに強化していく予定です。




4. ポリシーの厳格化と運用を徹底

オープンなプラットフォームである以上、次にどのようなトレンドや出来事が起こるかを予測することはできません。ルイス フォンシの「Despacito」による史上最多再生記録の更新にみられるように、クリエティビティと予測不可能な要素は YouTube の大きな魅力ですが、予想外の残念な問題が発生することもあります。その場合には、明確かつ確かな情報に基づいた、本質的な対応が必要となります。
YouTube ポリシーの内容には、チャンネルの乗っ取り行為や、誤解を招くサムネイルの使用の防止などといった一般的にわかりやすい目的を持ったものもありますが、一部 YouTube 独特の微妙な解釈が求められるものもあります。日々直面するポリシーに関する新しい問題に適切に対処することは、YouTube が負う大きな社会的責任だと考えており、それらに対し適切に対処できるよう、YouTube では多くの専門家や外部組織と連携しています。たとえば、米国のヘイトスピーチや自殺などの問題では、Anti-Defamation League や National Suicide Prevention Lifeline と協力しており、そうした第三者機関は YouTube のポリシーの改善をする上で不可欠です。YouTube はそうした協力体制を 2018 年も継続していきます。



加えて YouTube では、人間による審査と機械学習技術の組み合わせによって、ポリシー適用の強化を図っていきます。2018 年、YouTube と Google 全体でポリシーに照らし合わせてコンテンツの審査をする人員を 10,000 人以上拡大する目標を立てています。同時に、機械学習を用いて、攻撃的な可能性のあるコメントを自動的に確認して保留する施策も行っています。




2017 年には、検索と「Breaking News」セクションにおいて、信頼のおけるニュースソースから提供されるコンテンツをより多く表示できるよう、改良を加えました。私たちの生活におけるニュースの役割が非常に重要なことを踏まえ、YouTube は 2018 年も引き続きニュースパートナーとの連携を図り、この領域により多くのソリューションを提供していきます。




また、コミュニティ全体に不利益をもたらすような社会的な問題を引き起こすクリエイターに対して適応するポリシーを導入します。そうした問題は数多く発生するわけではありませんが、一部の事件がその他の YouTube クリエイターやクリエイターの収益に与える影響を鑑み、YouTube ではポリシーを用意することで適切な対応を図っていきます。




5. 学びと教育的コンテンツへの注力

学習および教育的コンテンツは、YouTube で日々数 10 億回再生されています。これは素晴らしい数字であり、新しい学習方法を生み出すために多くのクリエイターが費やしている努力を端的に示しているといえるでしょう。私は教育分野に情熱を注いでいます。なぜなら、こうしたコンテンツこそ、YouTube の変革をもたらせる力を発揮でき、世界に利益をもたらすことができる場所だからです。時間や金銭的な余裕がない人々、教育施設がない場所に住む人々が新しい何かを学ぶことを助け、学びを「若い頃に時間とお金をかけてやるもの」から「一生を通じて追求するもの」へと変えるために、今後も YouTube が広く活用されることを願っています。


YouTube クリエイターたちがいるからこそ、私は『家電の修理の仕方』、『鶏の飼育法』、自分の子どもたちに質問された『ブラックホール』や『ダークマター』に関する知識など、今まで知らなかったことを知ることができました。そして、世界中の人々が、日々の仕事に関する疑問、たとえば、エクセルの使い方面接のヒントなどを YouTube から学んでいます。



YouTube クリエイターが教育や学びの分野を発展させる力は、非常に大きな可能性を秘めており、巨大な現代の動画版図書館へと進化した YouTube の役割は今後も広く利用されるべきです。これからも引き続き教育系クリエイターとの連携を深め、そうしたコンテンツをより多くプラットフォームに加えるとともに、Goodwill に代表されるような専門組織との協力によって高品質の YouTube の仕事上の能力開発動画の拡充を図っていきます。


YouTube がさらに大きなものになっても、『表現する場所をあらゆる人に提供し、その声を世界中に届ける』という使命に、変わらず注力していきたいと考えています。透明性の向上、より洗練されたポリシー、より魅力的な製品、クリエイター収益の拡大、学習と教育の重視。2018 年、これらを責任を持って確実に行うことを約束します。

この場を借りて、YouTube のコミュニティを刺激的かつ有意義な特別な場所にしてくれたクリエイターの皆さんに改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。クリエイターの皆さんと力を合わせて、2018 年を YouTube 史上最も透明性が高く、エキサイティングな年にできればと願っています。




スーザン ウォジスキ
CEO、YouTube