YouTube には毎日、次に購入したいものを探しに多くの人々が訪れます。スポーツファンは、YouTube で選手や専門家、また他のファンの話を聞き、チームの帽子やユニフォームなど、次にどの応援グッズを購入しようか決めます。視聴者の最終的な購入判断に影響を与えているのは、視聴者とクリエイターとの間にある信頼関係です。ここ数年、YouTube ではショッピングコンテンツが伸びています。2023 年、YouTube ではショッピング関連の動画が 300 億時間以上再生されました。これは、340 万年分の動画を視聴したことに相当します。また、同年、購入判断に役立つ内容の YouTube 動画(長尺動画、ショート動画、ライブ配信を含む)の視聴時間は 25% 以上増加しました。
YouTube では、2022 年 7 月に Shopify との提携を通じて、クリエイターや企業が、自身の YouTube チャンネルや、コンテンツで商品を簡単に紹介できるようにしました。そして本日、日本のネットショップ作成サービスである BASE との提携のもと、YouTube ショッピングの資格要件を満たしているクリエイターは、BASE を使って作成されたネットストアも YouTube にリンクできるようになりました。
ストアをリンクしているクリエイターは、ストアの商品を YouTube で管理、自身のチャンネルの様々なところに 商品を掲載、動画に商品をタグ付けをしたりすることができ、BASE のリアルタイムで在庫確認ができる機能を利用すれば、在庫切れになる心配もありません。この設定は、YouTube Studio の「ショッピング」タブから行うことができます。ストアのリンク方法については、こちらをご覧ください。
BASE 代表取締役CEO の鶴岡 裕太氏は次のようにコメントしています。「まず今回『YouTube』との提携を皆様に発表する事ができてとても嬉しいです。当社は創業以来、個人やスモールチームの皆様をエンパワーメントすることに注力してきましたが、今回の提携はそれをさらに大きく加速させる事ができるものになっています。『BASE』はショップオーナーが大事にされている世界観を表現できることが魅力です。人数の少ないチームでも販促を強化できる機能開発に継続的に取り組んでおり、この度『YouTube ショッピング』との提携が実現しました。『YouTube』と『BASE』が連携する事で今までにはない新たな価値が世の中を巡ることになると思うので、そんな体験を『YouTube ショッピング』のチームと一緒に提供できることが本当に嬉しいです。今後は、より多くのユーザー様に『BASE』を通じて『YouTube ショッピング』をご活用いただき、ショップのファン作りや集客、販促にきちんと貢献できるようサポートしてまいります。」
また、これまでに YouTube ショッピングを商品の販売促進に活用してきたきまぐれクック氏は、次のように語っています。「魚を捌いて美味しく食べるというコンテンツを配信していることから、少しでも多くの人に海鮮の美味しさを知っていただきたいと思い、ECショップ「かねこ道具店」を 2023 年にオープンしました。ここでおせちやカニ、包丁などを販売していますが、2024 年 3 月に販売したオオズワイガニは、動画の大反響を受け、32,000 ケース(約 66t)を販売するほどの実績となりました。今回のオオズワイガニの様に、本当はお値打ちで美味しく食べられるものを動画を見ている人に知ってもらい、購入してもらうことで、日本の漁業がもっと盛り上がって欲しいと考えているので、これからも YouTube ショッピングを使った活動に取り組んでいきたいです。」
YouTubeでは、クリエイターが YouTube ショッピングの機能をシームレスに使えるように、ショッピング関連の機能を YouTube Studio の「ショッピング」タブに一元化し、管理しやすくしました。
- タグ付けされた商品にタイムスタンプを追加し、特定の商品に適切なタイミングで注目させることが可能になりました。これは、多くのクリエイターから要望があった機能です。
- 一度に複数の動画に商品をタグ付けできるようになりました。
- ライブコントロールルームから直接ライブ配信に商品をタグ付けできるようになりました。
YouTube は、より多くのクリエイターが、楽しくクリエイティブな方法で視聴者やファンとつながることができるよう、引き続き、ライブ配信、ショート動画、長尺動画のすべてのショッピング機能を拡張させていきます。