2007 年 8 月 31 日に産声を上げてから、初音ミクは多くのファンに支持され、初音ミク公式YouTubeチャンネル「39ch(ミクチャンネル)」登録者数は 250 万人を超えています。また、多くのアーティストのクリエイティブの原動力となってきました。この企画は、初音ミクの「16 歳の誕生日」を国内外のファンと一緒に祝福する、ユーザー参加型オンライン企画です。
踊ってみたや歌ってみた、また自由なテーマで投稿するショート動画を大募集!
#MikuChallenge(#ミクチャレ)に参加するには、はじめに、初音ミク公式 YouTube チャンネル「39ch(ミクチャンネル)」で公開されるお手本の YouTube ショートをご覧ください。そして、10 月 2 日(月)以降、ボカロ P ツミキによる課題曲「カルチャ / ツミキ feat. 初音ミク」をサウンドトラックにして、自分だけの初音ミクお祝い YouTube ショートを作りましょう。
歌ってみた部門:一人、または仲間と歌ったり、ミクとデュエットして投稿
踊ってみた部門:一人でも仲間とでも、ミクと一緒でも OK
初音ミクの Dance Perfomance Video も公開予定!
自由部門:イラストや映像作品など、自分なりに自由に創作
YouTube ショートに投稿する際は、「#MikuChallenge」または、「#ミクチャレ」いずれかのハッシュタグをつけてください。期間中、初音ミク公式 YouTube チャンネル「39ch(ミクチャンネル)」では、投稿動画に対して、初音ミクによるリアクション動画が投稿されます。また、参加頂いた方の中から各部門 1 名(または一組)のクリエイターを同チャンネル上で表彰します。さらに、抽選で 5 名様に株式会社ヤマハミュージックジャパンより創作活動に役立つ賞品が贈られます。投稿の募集期間は、2023 年 10 月 2 日(月)19:00 から 2023 年 11 月 15日(水)18:59 までです。投稿に関する詳細、参加規約などは、こちらからご確認の上ご参加ください。
今後、たくさんのサプライズが待っているので、初音ミク公式 YouTube チャンネル「39ch(ミクチャンネル)」に是非ご注目ください。
更に、YouTube Music アプリでは、ボカロの最新ヒット曲や話題の楽曲を集めたプレイリスト「ボカロHits」(Art by おむたつ)を展開。ボカロカルチャーの「今」をこのプレイリストを通してお楽しみください。
その他、人気クリエイターによる、初音ミクのイラストをカバーに使用したプレイリストも多数公開:往年のヒット曲を集めた「ボカロ Big Hits」(Art by Rella)、カラオケの人気曲を集めた「ボカロ カラオケ」(Art by おぐち)、勉強や作業に集中できる「作業用BGM:ボカロ」(Art by otomika)など、多数のボカロプレイリストを YouTube Music で展開中です。
初音ミク Happy 16th Birthday サイト(https://piapro.net/miku16thbd/)
初音ミク Happy 16th Birthday 連動企画 #MikuChallenge Supported by YouTube Shorts 特設サイト (https://piapro.net/miku16thbd/mikuchallenge/)
YouTube は常に、バックグラウンドも経験値も異なるクリエイターたちが既存の枠を超えたクリエイティブな表現を実現する場所であり続けてきました。新しい機能やテクノロジー、最新トレンドが登場するたびにそれらを取り入れて、予想外のコンテンツを作り出すクリエイターの手腕に、私たちはいつも驚かされます。本日、米国時間 2023 年 9 月 21 日、Made On YouTube でご紹介する一連のプロダクトと機能は、難しいことをシンプルに、不可能なことを実現可能にして、クリエイティブな表現をさらに押し広げるのに役立てられると幸いです。
クリエイティブな表現を叶える YouTube ショートの新ツール
2020 年(日本は 2021 年)に登場して以来、YouTube ショートは即興のアイデアやインスピレーションを共有できる場となっています。その独創性が人気となり、今や、毎月 20 億人を超えるログイン ユーザーによる YouTube ショート視聴回数は、1 日あたり 700 億回以上にのぼっています。このたび発表する新しいツールを使えば、誰でも今まで以上に簡単に、あらゆるアイデアをショート動画で実現できるようになります。
年内に試験運用を開始予定の「Dream Screen」は、アイデアを入力するだけで、AI が生成した動画や画像の背景をショート動画に追加できる新機能です。宇宙空間で撮影したり、魔法の森の中を歩いたり、ペットのパグの運転で学校まで送ってもらったり。Dream Screen を利用すると、クリエイターが想像する夢のような状況を、ショート動画で新たに作り出せるようになります。Dream Screen は、まず一部のクリエイターを対象に導入し、来年さらに提供範囲を拡大します。(英語のみで日本での導入時期は未定)
将来的には、誰でもアイデアを入力するだけで自分の動画を簡単にアレンジできる(たとえばコンテンツを編集したり、既存の YouTube 動画をリミックスしてまったく新しい動画に作り替えたりできる)機能に拡張する予定です。
動画制作の労力を軽減して、クリエイティブな作業に集中
動画の制作プロセスは複雑で、動画制作が慣れていない人は投稿を諦めてしまうこともあります。そこで、誰でも手軽に動画を作成してすぐに YouTube で公開できるようにするために、YouTube Create という新しいモバイルアプリをリリースします。現在、Android 向けベータ版として一部の地域(日本は対象外)で提供されている YouTube Create は、ショート動画や長尺動画の制作プロセスを簡素化し、クリエイターが創造性を発揮したいと思うことにエネルギーを集中させられるよう設計された、無料のアプリです。
正確な編集とカットなどができる動画編集ツール、自動字幕起こしやナレーション機能が用意されているほか、各種フィルタ、エフェクト、切り替え効果や、ビートマッチング対応のロイヤリティフリーの音楽も利用できます。複雑な編集ソフトウェアを使わずに新たな YouTube 動画を制作できる環境を、すべてモバイル デバイスからご利用いただけます。
この初期バージョンの YouTube Create を開発するにあたっては、クリエイターの皆様から実に多くの知見やフィードバックをお寄せいただきました。今後もクリエイター コミュニティからの協力をいただきながら、新しい機能を追加してまいります。
AI でインスピレーションを得て、新しい視聴者へ
動画制作には、制作の枠を超えた様々な要素があります。AI の技術を活用したより効率的なツールにより、クリエイターが新しいアイデアを思いつき、新しい視聴者にリーチすることを手助けすることができます。
AI を活用したインサイト:YouTube Studio は生成 AI を活用して、動画のアイデアを生み出し、アウトラインを作成することで、クリエイターのアイデア出しをサポートする機能を来年導入します。これらのインサイトは、各チャンネルごとにパーソナライズされ、視聴者がクリエイターのチャンネルおよび、YouTube で視聴しているコンテンツに基づいて提供されます。YouTube Studio では、クリエイター向けの AI 搭載ツールの初期バージョンを試験運用しており、調査対象者の 70% 以上が、動画のアイデア開発に役立っていると回答しています。
Aloud で自動吹き替え:クリエイターが視聴者を拡大する方法のひとつに、コンテンツを母国語以外の言語に吹き替えることがあります。しかし、すべてのクリエイターがコンテンツを吹き替えるリソースを持っているわけではありません。そこで私たちは、クリエイターがコンテンツを世界に公開できるように AI 搭載の吹き替えツール、「Aloud」を YouTube に導入します。(日本の導入時期は未定)
AI を活用するツールは人々の夢を現実に変える可能性を秘めており、YouTube での動画制作の未来は明るく開けています。次回の Made on YouTube ではどのような発表ができるのか、今から楽しみでなりません。
YouTube は「表現する場所をあらゆる人に提供し、その声を世界中に届ける」というミッションを掲げ、開かれた場であること( Openess )と コミュニティを守る責任( Responsibility )のバランスを保つことに注力しています。YouTube は、全てのクリエイターが安心して自分の声・メッセージを発信することができ、さらにそれを見た人が感想や意見を届けたりすることで、コミュニティを共に作り上げていくことができる場です。一方で、行き過ぎた発信や表現は、脅迫や、身体的特徴に基づいて侮辱したりするなど、憎悪や嫌がらせに発展する可能性があります。
人材、システム、プロダクトへの投資
YouTubeは、YouTube のコミュニティを安全に保つことを目的にコミュニティガイドラインを設けています。このガイドラインでは、YouTube で許可されること、禁止されることが定められており、動画、コメント、リンク、サムネイルなど、 YouTube 上のあらゆる種類のコンテンツに適用されます。YouTube では、ネット上での嫌がらせやいじめ、およびヘイトスピーチについては、ハラスメントやネットいじめに関するポリシーと、ヘイトスピーチに関するポリシーの下、厳しく取り締まっており、該当するコンテンツの迅速な削除に努めてきました。これらのポリシーは、クリエイターや、ハラスメントやネットいじめ対策の専門機関などとの意見交換を経て作成されています。違反コンテンツの検出については、問題となる可能性のあるコンテンツを AI が特定し、その後、人間のコンテンツ審査担当者が YouTube のポリシーに違反しているかどうかを確認しています。ポリシーに違反しているコンテンツは削除し、そのデータは、システムによる今後の自動検出率を高めるための AI のトレーニングに使用しています。YouTube では、自動システムによる検出の精度の向上により、ポリシーに違反するコンテンツが多く再生されない、または一切視聴されることのないよう努めています。2023 年第 1 四半期、YouTube全体で、一回も再生されずに削除されたのは 40.4% で、1−10 回の再生だったのは 31.9% でした。
この他にも YouTube では、不適切と思われるコンテンツを YouTube のユーザーにも報告していただけます。さらに、分野によってはより詳しい専門知識を持つ政府機関と非政府組織(NGO)に、「YouTube 優先報告者」として、YouTube のコミュニティガイドラインに違反するコンテンツを高い精度で YouTube にご報告いただいています。たとえば、日本の法務省人権擁護局は、ヘイトスピーチに関するポリシーや、ハラスメントやネットいじめに関するポリシーの領域で、「YouTube 優先報告者プログラム」に 2021 年から参加しています。
YouTubeでは上記の取り組みを実行するために必要な人材やシステムへの長期的な投資を行い、違反コンテンツを適宜削除しています。そして、その結果を毎四半期、YouTube 透明性レポートにまとめて公開しています。2023 年第 1 四半期、グローバルで、嫌がらせやネットいじめ、悪意のある表現、嫌がらせ行為を理由に削除された件数は、チャンネルが 8 万 7,000 件以上、動画が 67 万件以上、コメントが 7,900 万件以上でした。
また、YouTube は、YouTube で視聴されるすべての動画について、配慮をもったエンゲージメントを実現したいと考えています。その一環として、クリエイターと視聴者の双方にとって有益なコメント機能を提供できるよう、改善に取り組んできました。たとえば、クリエイターがチャンネルガイドラインを設定し、自分のチャンネルでの会話のトーンをより良く形成できるようにしたり、コメントに表示したくない単語やフレーズを、ブロックする単語リストに追加できます。
インターネット上の情報に対するリテラシーを高める
ネット上でのいじめや嫌がらせについて、これまでも YouTube では厳しく取り締まってきましたが、様々なアプローチでこの問題に向き合う必要があることは明確です。2023 年 6 月 28 日には、インターネット空間の安全を守ることは業界全体の責任であるとの認識から、クリエイターエコノミー協会が設立した誹謗中傷対策検討会に Google として参画し、業界横断でこの課題に取り組んでいます。
そして、YouTubeでは 2023 年 9 月より、ネット上での嫌がらせやいじめ防止を目的とした、「ちょっとまって:投稿前に、想像しよう」というテーマのキャンペーンを開始しました。若者層に人気の 8 組の多様なクリエイターに参画いただき、また総務省・国際大学GLOCOM・クリエイターエコノミー協会からの協力も受けながら、ネット上での嫌がらせやいじめの投稿・拡散を防ぐために「どういう発言・コメントがネット上での嫌がらせやいじめになりうるか」「そのような投稿や拡散を防ぐために一人一人ができることを考えるとは何か」について発信しています。各クリエイターの YouTube チャンネルで配信されているこれらの動画は、各クリエイターチャンネルでの配信開始から現在まで(9 月 19 日時点)に 356 万回以上視聴され、4,800 以上のコメントが寄せられています。そして本日より、これらの動画がより多くの方に届くよう、8 本のショート動画をまとめたものを広く展開していきます。
以下のクリエイターのチャンネルに動画が投稿されます。(五十音順)
遠坂めぐ【Shorts】オムライス兄さん Omurice Boy葛西美空のYouTubeチャンネル【現役体操選手】シダックス shidaks鈴木大二郎のだいチャンネルにじさんじ(出演:加賀美ハヤト、リゼ・ヘルエスタ)HikakinTVhololive ホロライブ - VTuber Group(出演:友人 A)
YouTubeは、クリエイター、ファンや視聴者が集まって、それぞれが好きなことや、興味があることを発信し合い、時には専門家の助言も借りながら、YouTube を含めた全員が一緒に作り上げていくコミュニティによる、コミュニティのための場です。ネット上での嫌がらせやいじめという主観的で複雑な問題を YouTube だけで解決することはできません。今後も、YouTube は人材、システム、プロダクトなどへの投資を続けていき、クリエイターと視聴者が、より安全に、楽しく YouTube をご利用いただけるよう取り組んでまいります。