YouTube は、10 月 19 日(土)・ 20 日(日)の 2 日間、「YouTube Anime Weekend」を開催します。アニメファンはもちろん、まだアニメの世界を知らない方も、新しい「好き」に出会えるようなコンテンツが盛りだくさんとなるラインナップを揃えました。「機動戦士ガンダム」「コードギアス」「名探偵コナン」「ブルーロック」など 2024 年の話題作や人気アニメの本編(一部エピソード)、劇場版作品「オーバーロード」「進撃の巨人」「Re:ゼロから始める異世界生活」、そして今秋放送中の新アニメ「ダンダダン」など約 30 本のエピソードが、それぞれの YouTube チャンネルにてプレミア公開されます。
各作品は YouTube Japan 公式チャンネルの YouTube Anime Weekend 再生リストでも視聴可能です。(※再生リストの詳細は後日発表予定)イベントに向けて、見たいアニメのチャンネル登録やプレミア公開のリマインダー設定もお忘れなく。
公開予定アニメ作品名(五十音順):
※ テレビアニメシリーズは全話配信ではなく一部エピソードのみの配信となります。
※以下作品名からのリンク先は作品が公開される予定のチャンネルです。
あたしンち
MFゴースト
オーバーロード
ガールズバンドクライ
機動戦士ガンダム 水星の魔女
クレヨンしんちゃん
コードギアス 反逆のルルーシュ
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
コードギアス 奪還のロゼ
SAND LAND: THE SERIES
シャングリラ・フロンティア
「進撃の巨人」~クロニクル~
新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL
ダンダダン
ドラえもん
夏目友人帳
七つの大罪 黙示録の四騎士
ノラガミ
フェアリーテイル 100年クエスト
ブルーロック
村井の恋
名探偵コナン
ラブライブ!スーパースター!!
Re:ゼロから始める異世界生活
ONEPIECE
By YouTube Chief Product Officer, Johanna Voolich
YouTube では、成功の形は 1 つではありません。精力的に活動するクリエイターやアーティストの数だけ成功の形があります。YouTube は、自己表現、コミュニティの発見、経済的自由の獲得など、クリエイターそれぞれの成功への道を切り開くための長期的な機会を提供したいと考えています。
そして今、私たちはその成功を実現するために AI の変革的な力をもたらし、同時に YouTube としての責任の実績を積み上げています。私たちは、AI が、クリエイターの新たな表現方法を解き放ち、クリエイターと、クリエイターのクリエイティブなビジョンのためにその力を発揮すべきだと思っています。米国時間 9 月 18 日、Made on YouTube では、人々を結びつけ、創造性を刺激し、ビジネスを推進し、新しいクリエイターを支持する新しい手段を発表しました。
Google DeepMind の Veo によって Dream Screen の能力がさらに向上
昨年は、想像力を使って思いどおりに YouTube ショートの背景を生成できる Dream Screen を発表しました。このツールはすでに世界中の何百万もの人々が利用していますが(日本には未導入)、まだその機能はさらに大きく発展する可能性があります。
そして、まもなく、Google DeepMind の最も高性能な動画生成モデルである Veo を YouTube ショートに導入します。
Veo によって、これまで以上に素晴らしい動画の背景を作成し、これまでは視覚化できなかったコンセプトを形にすることができるようになります。クリエイターがお気に入りの小説の世界に入り込んだり、ファッション デザイナーが想像力を駆使した楽しいデザイン コンセプトを瞬時に視覚化して視聴者と共有したりできる状況を想像してみてください。
また新機能として、Veo を利用して、独立した 6 秒の動画クリップをショート動画用に生成できるようになります。たとえば、撮影した映像を確認していて、全体を繋ぐ何かが足りないと感じた場合は、それを埋めるクリップを簡単に生成できます。
これらの動画には SynthID を使って透かしを入れ、AI で生成されたことを視聴者に明確に伝えるラベルを表示します。(まずは一部の国のテスターに提供。日本居住のクリエイターへの提供は未定。)
新しいクリエイティブ パートナー
新鮮で魅力的なアイデアは、必ずしも簡単に思い浮かぶものではありません。そこで、YouTube Studio の「インスピレーション」タブを改良し、生成 AI を活用したブレインストーミングツールを提供します。クリエイターは、キュレートされた提案を元に、自分のスタイルに合った動画のアイディア、タイトル、サムネイル、アウトラインを使ってプロジェクトを完成させることができます。
来年には、評価の高いコメント、その他の動画、各自のカタログなど、インスピレーションを得たあらゆる場所から「インスピレーション」タブに直接移動できる新しいショートカットを導入する予定です。
ファンとのつながりを深める
YouTube では、すべてのコンテンツを見逃さずに視聴してくれる特に熱心なファンとの間に特別なつながりが生まれます。YouTube は、このつながりをさらに深めるために、次のような新たな方法を提供します。
コメントを超えた交流が生まれるコミュニティ:「Communities」は、ファンや視聴が、クリエイターのチャンネルから直接アクセスできる専用スペースであり、動画について話したり、ファンアートの共有、共通の趣味を持つ人々との交流など、仲間とのつながりを感じられる中心的な場所となります。現在、「Communities」機能はいくつかのチャンネルで提供されており、今年中により多くのチャンネルに追加されていく予定です。詳しくは、こちら(英語)のブログ投稿をご覧ください。(日本への導入は未定)
「ハイプ」機能で注目の新鋭クリエイターにスポットライトを:話題が尽きない注目の新鋭クリエイターを推しましょう。「ハイプ」は、視聴者が期待をかける新人クリエイターを応援するための新しい機能です。動画を「ハイプ」することによって、お気に入りのクリエイターを新しい視聴者とつなげることができます。多くのハイプポイントを獲得した動画は特別なスコアボードに掲載され、発見および認知される可能性が高まります。この機能はすでにブラジル、トルコ、台湾でテスト中であり、テスト範囲は今後数か月以内に拡大される予定です。詳しくはこちら(英語)をご覧ください。(日本への導入は未定)
自動吹き替えで世界中の視聴者にリーチ:これまで少数のクリエイターを対象に、さまざまな言語に翻訳された音声トラックを生成できる吹き替えツールをテストしてきました。今後数か月で、このツールをさらに数十万人のクリエイターに提供します。スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語など、利用可能になる言語の数も増えるため、コンテンツの視聴者層を世界中でさらに広げることができます。
また現在、少数のクリエイターと協力して、クリエイターの声のトーンやイントネーション、周囲の雰囲気を吹き替え音声に反映させ、より自然に聞こえるようにするための新機能を試験運用中です。
「コメント」 タブの刷新:YouTube Studio アプリの「コメント」タブを、ファンとの交流を深める場となる「コミュニティ ハブ」に変更します。大量のコメントに返信するのは大変な作業になりうるため、AI によってクリエイターのスタイルに合わせた返信文の候補を生成する機能を追加します。クリエイターは、これらの候補を元に返信文をカスタマイズすることができます。この機能に加え、コミュニティ スポットライトや視聴者関連の指標などの時短ツールも近日中にリリースする予定です。
ビジネスと独自のプラットフォームを構築する可能性を広げる
現時点で、YouTube は複数の形式で最大級の規模でクリエイターと収益を分配しているプラットフォームです。YouTube パートナー プログラムは他社のクリエイター収益化プラットフォームと比べて支払い額が多く、この 3 年間でクリエイター、アーティスト、メディア企業に対して 700 億ドルを支払っています。
クリエイターのエコシステムが拡大する中で、YouTube は活動期間や、好みのフォーマットに関係なく、より多くのクリエイターがより多くの方法で収益を得られるよう取り組んできました。以下はその最新情報です。
「ジュエル」によるギフトの導入:ファンとのリアルタイムのエンゲージメントを促進すると同時に、収益化の新たな方法となる、デジタルアイテム「ジュエル」と「ギフト」を、まずは縦型ライブ配信で導入します。これにより、視聴者によるリアクション、喜びの表現、積極的な参加が促進され、その場の雰囲気が盛り上がります。(日本への導入は未定)
YouTube ショッピングの提供範囲拡大: YouTube ショッピングの参加クリエイター数は 25 万を超えています。YouTube ショッピング アフィリエイト プログラムはこれまで米国と韓国のみで利用可能でしたが、本日より Shopee とのパートナーシップによってインドネシアにも拡大します。さらに、今後数週間でタイとベトナムにも拡大予定であり、世界のより多くのクリエイターがお気に入りの商品をファンと共有し、ビジネスを成長させることができるようになります。(日本への導入は未定)
テレビ画面での収益獲得を支援:リビングルームが新たに動画が視聴される場になり、大画面視聴を目的としたコンテンツを制作するクリエイターが増えています。それは数字にも表れており、YouTube 収益の大部分をテレビ画面で獲得しているクリエイターの数は、前年比で 30% 増加しています。クリエイターのコンテンツをテレビ画面で視聴しやすくするため、まもなくコンテンツをシーズンやエピソードに整理できるようにする予定です。それにより、視聴者は見逃せないテレビ画面向けの新規コンテンツを見つけやすくなります。テレビ画面での視聴に関する改善はほかにも進めており、クリエイターのチャンネルからコンテンツを直接再生できるようにし、チャンネル登録や、説明欄のリンクにアクセスしやすくします。
YouTube は世界中のコミュニティのために絶え間なくイノベーションを続けており、その未来に確かな手応えを感じています。YouTube は創造性が花開き、コミュニティが活性化し、ビジネスが成長する場所で、これらの機会は、すべて Made on YouTube - YouTube で創られています。
YouTube Product Management Vice President, Amjad Hanif
AI によって可能性が広がり、クリエイターは革新的かつわくわくするような方法で自身を表現できるようになっています。YouTube は、クリエイターやアーティストの顔や声などの肖像がどのように使用されるかについて管理しながら、AI の創造性を活用するために必要なツールを提供すべく、日々進化する環境の中で、クリエイターとパートナーが成功できるように注力しています。その実現のために、私たちはクリエイターを保護し、将来の新たなチャンスを切り開く権利管理テクノロジーを開発しています。
現在開発中のツール
YouTube は、Content ID 内で合成された歌声を識別する新しいテクノロジーを開発しました。これにより、パートナーは自分の歌声を模倣した YouTube 上の生成 AI コンテンツを自動的に検出し、管理できるようになります。このテクノロジーはパートナーとともに改良を進めており、来年初には試験的プログラムを実施する予定です。
次に、クリエイターや俳優、ミュージシャンやスポーツ選手など、さまざまな業界の人々が、AI で生成された、自身の顔を使ったコンテンツを、YouTube 上で検出・管理できるようにする、新たなテクノロジーを積極的に開発しています。最新のプライバシーに関するポリシーのアップデートと組み合わせると、YouTube 上での AI を使用した人物表現を管理する強力なツールになります。
以上の 2 つの新機能は、権利問題に大規模に取り組むために、私たちがテクノロジー主導のアプローチを開発してきた実績に基づくものです。2007 年以来、Content ID は、YouTube 上のカタログ全体にわたって権利者にきめ細かな管理手段を提供し、毎年、数十億件もの申し立てを処理するとともに、作品の再利用によって、アーティストやクリエイターに数十億ドルもの収益を生み出してきました。私たちは、AI 時代においてもこれと同レベルの権利保護をもたらすことに全力を注いでいます。
不正アクセスからコンテンツを保護し、選択肢を増やす
私たちが長年にわたって行ってきたように、YouTube にアップロードされたコンテンツは、機械学習や AI アプリケーションなどを通じて、YouTube と Google 全体におけるクリエイターと視聴者の製品体験向上に活用されています。これは、クリエイターが同意する条件に従って行っており、Trust & Safety チームの業務の強化、おすすめの仕組みの改善、自動吹替のような新しい生成 AI 機能の開発などが含まれます。私たちはこれからも、AI を搭載したツールの開発のために、YouTube のコンテンツが責任ある形で Google や YouTube で使用されるように努めてまいります。
私たちは、YouTube のコンテンツをスクレイピングをするような第三者に関して、不正な方法でクリエイターのコンテンツにアクセスすることは利用規約に違反するものであり、YouTube がクリエイターの作品に対して提供している価値を損なうものであることを明確にしてきました。私たちは、不正アクセスを検知・防止するシステムに継続的に投資し、コンテンツをスクレイピングする者からのアクセスをブロックするなど、第三者が利用規約を確実に遵守するための対策を継続的に行っていきます。
とはいえ、生成 AI の状況が進化し続ける中で、AI ツールを開発する第三者企業との連携方法について、より細かくコントロールしたいとクリエイターが考える可能性があることは認識しています。そのため、私たちは、YouTube で第三者がクリエイターのコンテンツをどのように使用するかについての選択肢を提供する、新しい方法を開発しています。今年後半には、これに関する詳しい情報をお伝えできる予定です。
YouTube ショートで利用する Dream Screen のような YouTube の実験的な新しい生成 AI ツールは、クリエイターに新たな可能性をもたらし、創造性を刺激し、革新的な方法で視聴者を魅了することを可能にします。クリエイターは、ツールのアウトプットを調整し、何を共有するかを決定することができます。
私たちは、安全で責任あるコミュニティの育成に注力しており、それは AI で生成されたコンテンツにもあてはまります。YouTube 上のすべてのコンテンツと同様に、AI で生成されたコンテンツもコミュニティ ガイドラインに準拠する必要があります。クリエイターは、公開されたコンテンツの出所にかかわらず、コンテンツがこれらの基準を満たしていることについて最終的な責任を負うことになります。
また、クリエイターが YouTube のポリシーに準拠できるように、AI ツールに予防手段を取り入れ、潜在的な悪用を防止しています。つまり、ポリシーに違反したり、デリケートな話題に触れたりするプロンプトを入れることができないようにブロックする可能性があります。私たちの第一の目標は創造性を高めることですが、クリエイターの皆さんには、通常アップロードするコンテンツと同じように、AI が生成したコンテンツを公開前にコミュニティガイドラインに照らして注意深く確認することをお勧めしています。このような製品の初期段階では特に、常に適切な生成された画像を出せるとは限らないため、クリエイターの皆さんにはフィードバックをお寄せいただくようお願いしています。
人間の創造性を高める
AI は進化を続けていますが、私たちは AI が人間の創造性に取って代わるものではなく、創造性を強化するものであるべきだと考えています。私たちは、将来の進歩がクリエイターやパートナーの皆さんの意見を反映したものになるように、皆さんと協力していくことを約束します。また、懸念事項に対処し、共通の目標を達成するための予防手段を継続的に開発していきます。YouTube の設立当初から、私たちはクリエイターやパートナーが YouTube 上で活気あるコミュニティを築けるよう支援することに力を注いできました。そして、私たちは、これからも責任あるイノベーションが生まれる環境を育むことに取り組んでまいります。
YouTube Youth プロダクト マネジメント担当ディレクター James Beser
YouTube は、青少年が学び、好きなことを探求し、自分を表現し、居場所を見出すことができる場所です。私たちは、青少年の生活の中で YouTube が担っている重要な役割を認識しています。そこで、この度 YouTube は、13 歳から 17 歳の青少年とその保護者がアカウントをリンクして利用する新しい機能を今週から順次展開します。
この新しい機能は、13 歳未満の子どもを対象とした既存の保護者向け管理機能に基づき構築され、まもなく、YouTube 上に新たにできる「ファミリー センター」で、13 歳から 17 歳の青少年と保護者が互いの YouTube アカウントをリンクできるようになります。ファミリー センターでは、青少年が持つ YouTube チャンネルでのアクティビティに関して、アップロード件数、チャンネル登録件数、コメント件数などの情報が保護者に共有されます。また、保護者(および青少年)は、青少年による動画のアップロードやライブ配信の開始などの発生時にメール通知を受け取るようになります。これにより、Common Sense Media の関連会社である Common Sense Networks の協力により作成したリソースに基づいて、保護者が責任ある創造的活動に関する助言を行う機会を設けます。
YouTube の 13 歳未満の子ども向けサービス「YouTube Kids」、および 13 歳未満の子どもを対象とした保護者向け管理機能にログインしているユーザーとそうでないユーザーも含む視聴者は、毎月 1 億人以上に達しています。こうしたサービスの開発は、学術研究機関、非営利団体、臨床機関などの背景を持ち、子どもの発達、デジタル学習、子ども向けメディアに詳しい外部専門家の意見に従って行われています。そうした外部専門家の協力と、YouTube の基本的な考え方を基に、YouTube は、青少年の自主性を尊重し、保護者と青少年が相互に管理できるようにし、彼らが知識あるデジタル市民になるための新しいリソースを提供する、この新しい体験を作りました。
「青少年にとって非常に重要なのは、自ら選択し、自らを表現し、自らのアイデンティティと価値を追求する場を持つことです。また、必要な時に、信頼できる身近な大人の知恵を得られることも重要です。私が青少年やその保護者とオンライン アクティビティについて話す際に、『信頼せよ、されど検証せよ』という考え方を勧める理由は、ここにあります。青少年を対象とする YouTube の保護者向け管理機能は、そうした発達の原則に基づいています。青少年と保護者が、オープンな双方向のコミュニケーションを継続しながら管理に関する判断を共有するようになっているのです」- ウィスコンシン大学マディソン校小児科准教授 Ellen Selkie
YouTube は長年にわたり、若年層ユーザーを保護するさまざまな機能の開発に取り組んできました。たとえば、摂食障害や自殺を助長するコンテンツに向けた取り組み、プライバシーとウェルビーイングを守る新たな機能の導入などを行っています。また、特に 18 歳未満の青少年が繰り返し視聴した場合に問題となる可能性のある内容が含まれた動画のおすすめを制限する(英語)新たな安全保護対策も始めました。保護者が青少年のオンライン利用に注意深く関与できるようになる「ファミリー センター」をぜひご活用ください。